試験2日目。

 面接日。
午前中の予定だったが,なぜか午後からに変更。
前日の語学試験後に変更を告げられるという急なものだったが,
午後からの方が頭も働くので,まあ,良かった。

 時間ぎりぎりになって受験者控え室へCちゃんと急ぐ。
「なんだお前」という視線が集中。
というのも,ほとんどの人がスーツ。。
ちなみに,私は普通の黒いニットと同じく黒のコーデュロイパンツ。
Cちゃんは,,ピンクのセーターに普通のパンツ。
 どうせ敵(面接官/研究室の諸先生)は知ってる相手だし,
研究室ごとの雰囲気もあるだろうから特に気にせず研究計画書を読み直す。
それに,スーツ着ても落ちる人はやっぱり落ちる。

 はじめはCちゃんから。
予定は15分にも拘わらず,30分をすぎたところでようやくCちゃんが帰還。
結構,顔色が悪い。。。
ひーこわい,,と思いつつドアをノック。

 
 部屋に入ってまず最初に研究計画書の要旨と今後の展望を述べる。
それから研究計画書について質疑応答。
,,,これがかなり痛かった。というか,痛いところばかりつかれまくった。。。
<そこはまだ弱いってしってるくせに,,>とか心で叫びつつ,何とか答えてみた。
先生の反応は,
「ん〜,,そうですか。」
,,,あふぅ。

 しばらくして語学試験の手応えをきかれる(フランス語)。
「手応え,,ないです,,」とちょっと謙虚にこたえてみた。
 すると即座に,
「ふーん,,そうですか。僕もねえ,ちょっと答案をみせてもらったんだけど。
  あのねぇ,初級文法の間違いがあって僕はかなり愕然としたよ。まぁ,いいけど。」
という返答が。
<まぁ,いい>ならそんな凹むこと言わないで欲しかった。。。涙
初級文法の間違いなんて,,凡ミスだと思ってくれたらいいじゃんか。。。

 最後に指導教官以外の先生から,私がこれから研究に取り入れようと考えている手法について,かなり批判的なコメントをいただいた。。。
というか,もともとその手法自体を懐疑的にとらえているから信用しない,とのことらしい。
 これには正直,ちょっと泣きたくなった。
まあ,これはあくまでも後ろ向きな意見とは捉えないようにしないと。
上手くいけば,この分野に新しい境地を開くことになる。
危険かもしれないが,やる価値はあると思う。


 そんなこんなで試験終了。
それから遅くまで研究室のみんなとおしゃべり。
Cちゃんはかなりへこんでた。
Cちゃんの日本語能力はかなりのものだと思うが,
中国人のCちゃんが語学試験を日本語で回答するということは,
私がフランス語の試験を英語で答えるようなものなので,
うーむ,,,本当に大変なことだと思う。
 最後Cちゃんは日本語がでてこなくなってしまったらしく,
なんと「ほぼ中国語」で答えたらしい。。。
一瞬,微笑ましくも感じるが,如何せん試験となると,,
ううーむ,,これはなかなか厳しいに違いない。

 おしゃべりの最中,突然,私の指導教官が乱入。
対応はTくんがした。
なにやら韓国人の友人からもらったショウガ茶をあげるとのことらしい。
ところが帰り際,
「hokitは,もう帰ったのー?試験終わったのに全然かお出さないんだよね〜。
 見かけたらくるようにいっとって〜(福岡弁)。」
やっぱり。。というか,思いっきり私が見えてたと思いますけど。

 慌てて研究室向かいの指導教官の研究室へ。
なんだかんだと話しているなか,
「一応,合格つけたから。正式発表はまだだからいうなよ。」
とのこと。
はあー,,かなりほっとした。。
というか,なんだかんだいってもそれを伝えてくれたかったらしい。。
,,良い先生だ〜。
ただ,最後の「もう大人なんだから頑張りなさい。」の<大人なんだから>はかなり余計だと思うが,受かったのでとりあえず良しとする。

 でもまだCちゃんの結果が分からないので,お祝いはその時にということになった。
受かってますように,,お願いします。